“冬の南砺利賀そば祭り”
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平成30年3月21日 水曜日
“冬の南砺利賀そば祭り”レポート
いいじま手打ち蕎麦の会 米山
2月中旬、富山県南砺市利賀地区で毎年行われる、冬のそば祭りを見学しました。
14回目の今年も、住民総参加で制作した雪像、地元在来種を使用した蕎麦店等で賑わっていました。
当地は積雪3m以上の豪雪地域で、道路改良による交通確保と冬期間の孤立解消を図る課題がありました。
そこで、行政・地域住民が知恵を出し合い、五穀豊穣を願い行われてきた“そば会”を発展させ、そば祭りと雪国祭りを実施した結果、予想以上の来場者となりました。
翌年は、地域住民人口5倍以上の来場者となり、県・国も豪雪時や春の融雪期による雪崩発生危険対策支援に乗り出しました。
目的は道路改良で、その手段として“そば会”に活路を求めた戦略は、やがて温泉施設の建設等インフラ整備に発展しました。結果、地域住民の雇用確保につながり、特産品作り等地場産業の育成、観光関係業種の育成へと発展し、過疎化対策のモデルとなり、全国から見学者が今も絶えない地区となっています。
加えてこの成功事例は、後に一般社団法人全面協へと発展する礎ともなります。
公開日2018/04/03